2011年4月26日火曜日

欧州市場サマリー(24日)

              1250GMT        23日
ユーロ/ドル    1.3344      1.3498
ドル/円      91.770      90.410
ユーロ/円 122.48      122.09
              24日終値   前営業日終値
株 FT100 5677.88(+ 4.25) 5673.63
  クセトラDAX     6039.00(+21.73) 6017.27
金 現物午後値決め 1090.75   1101.50
             先物    現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.305 (+0.005)  0.295(0.294)
独連邦債2年物 0.887(0.866)
独連邦債10年物(6月限) 123.35 (‐0.32) 3.096(3.062)
独連邦債30年物   3.862(3.840)
 <為替> ドルが対円で上げ幅を拡大した。朝方発
表された2月米耐久財受注が3カ月連続で増加したことが背景。
 <株式> ロンドン株式市場は小幅続伸。エネルギー株が軟調となるなか、鉱山?銀行株に買いが入った。英予算案はサプライズがほとんどなかったことから市場の反応は薄かった。
 FT100種総合株価指数は4.25ポイント(0.07%)高の5677.88。ダーリング英財務相の予算案発表前に一時1年9カ月ぶり高値となる5698.87をつけた。
 スプレッデックスのトレーダー、サム?ライト氏は「さほど問題のない予算案で市場の反応は薄かった。総選挙に関する発表が近いとみられるなか、投資家は様子見となる可能性が高い」と述べた。
 原油先物が値下がりするなかエネルギー株が売られた。BGグループ<BG.L>、ロイヤル?ダッチ?シェル<RDSa.L>、タロー?オイル<TLW.L>は0.2─1.5%安。
 鉱山株は高い。リオ?ティント<RIO.L>、アントファガスタ<ANTO.L>、カザキミス<KAZ.L>は0.1─1.4%高。JPモルガンが投資判断を「オーバーウエート」に引き上げたアングロ?アメリカン<AAL.L>は0.9%上昇した。
 ユーラシアン?ナチュラル?リソーシズ(ENRC)<ENRC.L>は0.6%高。2010年の業績について前向きな見通しを示した。 シャネル コピー

 銀行株ではロイズ?バンキング?グループ<LLOY.L>が1.9%、ロイヤル?バンク?オブ?スコットランド(RBS)<RBS.L>は1.0%、それぞれ値上がりした。ダーリング財務相が、2社の株式を投資資金が回収できる方法で売却するとコメントした。
 ロイズはバンク?オブ?アメリカ?メリルリンチが同社株を欧州1リストに加え、目標株価を引き上げたことにも支援された。
 一方、HSBC<HSBA.L>は0.2%安。 格付け会社フィッチ?レーティングスがポルトガルの格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げるなか、同国へのエクスポージャーが懸念された。
 パーシモン<PSN.L>、テイラー?ウィンピー<TW.L>、レッドロー<RDW.L>などの住宅建設株も買われた。予算案に初回住宅購入者を対象とした優遇策が盛り込まれたことが背景。
 欧州株式市場はほぼ横ばい。フィッチによるポルトガルの格下げには反応薄で、シャイア<SHP.L>主導で医薬品株が上昇した。
 FTSEユーロファースト300種指数は0.10ポイント(0.01%)高の1072.54。前日つけた1年5カ月ぶり高値をわずかに上回った。一時1064.65の安値をつけた。
 DJユーロSTOXX50種指数は6.58ポイント(0.23%)安の2903. シャネル 新作
94。
 シャイアは2.1%高。一時3.2%上昇し上場来高値をつけた。バイオ医薬品の米ジェンザイム<GENZ.O>が衛生上の問題から酵素補助薬の製造施設の閉鎖を余儀なくされ製品不足となるなか、シャイアの酵素補助薬の需要増へ期待が高まった。
 その他医薬品株も上昇し、グラクソ?スミスクライン<GSK.L>、アストラゼネカ<AZN.L>、ノバルティス<NOVN.VX>、ノボ?ノルディスク<NOVOb.CO>が0.6―3.2%高。
 フィッチがポルトガル国債の信用格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げたことを受け、複数の銀行株が下落した。BBVA<BBVA.MC>、HSBC<HSBA.L>、ダンスケ銀行<DANSKE.CO>、ミレニアムBCP<BCP.LS>が0.2―2.2%安。サンタンデール<SAN.MC>も2.5%値下がりした。
 ドルが上昇するなか金属相場が軟調となったものの、一部鉱山株に買いが入った。アングロ?アメリカン<AAL.L>が0.9%高。JPモルガンが投資判断を引き上げた。リオ?ティント<RIO.L>も1.4%高。
 ダーリング英財務相がこの日発表した2010―11年度の予算案のなかで、初回住宅購入者を対象に印紙税基準を変更 メイプル rmt
したことを好感し、住宅建設株が好調だった。
 <ユーロ圏債券> 独連邦債が米国債の売りに圧迫された。一方、フィッチによるポルトガル格下げを受け、同国債も下落した。
 米国では今週、総額1180億ドル規模の入札が行われ、このうち前日の2年債入札がさえなかったほか、この日発表された2月の米耐久財受注が予想よりも強い内容となったことが圧迫し、利回りが大幅に上昇した。
 コメルツ銀(フランクフルト)のストラテジスト、デビッド?シュナウツ氏は「(軟調な米国債相場の影響が)期間が長めの独連邦債に波及した」と述べた。
 独連邦債10年物利回りは一時3.102%に上昇した後、前日比0.9ベーシスポイント(bp)上昇の3.072%。前日には約1年ぶりの水準となる3.046%に低下していた。
 ロイターがまとめた調査によると、同利回りは今後3カ月間で3.35%まで上昇し、1年後には3.88%をつけると予想されている。
 独連邦債2年物利回りは1.3bp低下し0.857%。2?10年債の利回り格差は2.2bp拡大し222bpとなった。
 米国債10年物利回りは一時10bp超上昇し、3.791%と1カ月ぶり高水準をつけた。これを受けて独連邦債と米国債の利回り格差は一時2007年2月以来の水準となる71bpに拡大した。
 独連邦債先物6月限は14ティック安の123.53。一時123.25まで値を下げた。

 ドイツのIFO経済研究所が発表した3月の独業況指数が08年6月以来の高水準に急上昇したことも相場を圧迫した。 
 ポルトガル国債10年物利回りは4.4%を視野に上昇。フィッチはこの日、同国の格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」とした。
 ただ、市場はすでに格下げを織り込んでおり、影響は限られたという。
 ギリシャ国債は、ポルトガルの格下げを受けて若干値が振れる場面もあったものの、日中を通し比較的安定して推移した。
 英国債はアンダーパフォーム。英債務管理庁(DMO)が2010/11年に1870億ポンドの国債を発行する方針を明らかにした。これを受けて独連邦債との利回り格差が一時91bpに拡大したが、その後4bp上昇の89bpに戻した。
                        [東京 25日 ロイター]

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引用元:arad rmt

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